2012/04/27

Russell Moccasin Sporting Clays Chukka

今回はラッセルモカシンのスポーティングクレイチャッカを紹介します。


ラッセルモカシンのブーツを紹介するのは今回で3回目。
いままではゼファーキャバリエという10インチ丈のプルオンブーツを紹介しましたが、今回のスポーティングクレイチャッカはショート丈のレースアップタイプのもので、ラッセルモカシンを代表するブーツです。


上の写真にもあるように、このブーツには3種類の革が用いられています。

一番上はグリーンのヌバック、次に、1番大きな面積を占めるアッパー部分はラッセルモカシンといえばこの革ともいえる赤みがかった防水レザー。そして、最後にソールに一番近い部分がこれもラッセルモカシンらしい革であるララミースエードとなっています。


僕がもっているラッセルモカシンのなかでは唯一のトリプルヴァンプなので、最も防水性はあります。

後ろのほうから見るとこんな具合。


アイレットは3つのみなので着脱は簡単。
ただし、ちょっと僕には足首の締まり具合がゆるすぎるように感じます。
これは好みが分かれるところかもしれません。

でも、こうやって近づいてみると、レザーの感じはいい具合にエイジングしてきていますね。


最後にソールは、スポンジタイプで軽量なvibram #2021を採用。
はく機会は少なめとはいえ、もう3年ほどはいてるので、ソールはだいぶ減ってきています。


これから暑くなってくるにつれ、活躍度が高くなるショート丈のブーツ。
このスポーティングクレイチャッカの季節もこれからです。

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2012/04/23

FILSON Large Shoulder Bag

今回はフィルソンのラージショルダーバッグを紹介。



フィルソンはあの誰もが見たことのある有名なマッキーノクルーザーで知られるアウトドア・クロージング・メーカー。
1897年ワシントン州シアトルで創業したフィルソンは「どうせ持つならいいものを、最上のものを」をキャッチコピーに、ゴールドラッシュに挑む人びとが過酷な労働環境でも働けるような優れた品質と耐久性をもったウェアを生産し、アラスカや北西部で働く男たちに愛されるブランドとなりました。
僕も毎年、真冬になるとダブルマッキーノクルーザーにお世話になっています。



このショルダーバッグもそんな耐久性に優れたものづくりを誇るフィルソンらしい一品です。

使われている生地は、フィルソンのコットンクロスの中でも最も太番手の糸を使って織られたキャンバス生地。
その生地に適度なオイル分を染み込ませるオイルフィニッシュ加工をすることで、強度と撥水性等を高めています。

仕様としては、上の写真のように前面のストラップの下にフラップのついた2つのポケットがあります。
ちなみに向かって右側のほうのポケットにのみ、中に鍵などをひっかけておけるフックがついているのが便利です。



そして、上の写真ではすこしわかりづらいですが、背面にも大きなポケットがついています。
冬場はここに手袋をしまったりしていました。



そして、両側面にも上の写真のような小さなポケット。
ちょっとしたものを入れるのに使えます。


ストラップや補強部に使われている革も、馬具用革として知られ、これまた丈夫さが特徴であるブライドルレザーです。


真鍮の留め具との相性もすごくよいと思います。
先端の刻印もポイントになってよいデザインです。

肩にあたる部分には下の写真のようなパッドもついているので、多少バッグが重くなっても肩がいたくなったりはしません。


使いはじめてまだ4ヶ月ほどですが、皮の部分もほんのすこしだけ味が出始めています。
うちにはもうひとつマッキーノクロスを使ったスモールショルダーバッグもあるのですが、そっちは1年以上使っていてレザーにも光沢が出て、だいぶいい味わいになっています。
なので、このバッグもこれからのエイジングが楽しみです。



  

2012/04/09

Favorite Style 2 ( Denim Short Jacket Style )

お気に入りのコーディネイト例を紹介する記事の2回目。
1回目の「カバーオール+ベスト+シャツ」のコーディネイトに続いて、今回はデニムのショート丈のジャケットにシャツをレイヤードしたコーディネイトを紹介。
温かかったり寒かったりするこの時期は、温度調整ができるレイヤードスタイルが便利です。

というわけで、まずは以前に紹介したウェアハウス×リーのカウボーイジャケットを使ったコーディネイトから。




jacket : Lee × Warehouse
vest : ortega
shirt : Lee × Warehouse

リーのオールドタイプのカウボーイジャケットにオルテガのチマヨベストで、カウボーイ&ネイティブな組み合わせ。シャツには同じくLee × Warehouseのベージュのヘリンボーン生地のシャツを合わせてみました。
ジージャンが色落ちしているので、オルテガの淡いグリーンとシャツのベージュとトーンが合っていて、なかなか気に入っているコーディネイトです。

ちなみにジャケットを脱ぐと、こんな感じです。


続いては、もう1例、同じジャケットを使ったコーディネイト例を。

jacket : Lee × Warehouse
shirt : Heller's Cafe
T-shirt : Warehouse

ブラックシャンブレーのシャツに、オリーブ×オフホワイトの太ボーダーのTシャツを合わせたコーディネイト。同じジャケットでもだいぶ印象が違いますよね。
ショート丈のジージャンに限らず、デニムのジャケットにボーダーとシャンブレーを合わせるのは好きなコーディネイトパターンですが、今回はすこしひねってブルーシャンブレーではなく黒シャンを、ネイビー×白の王道のボーダーパターンではなくオリーブ×オフホワイトの太ボーダーを合わせてみました。この下にブラウンのダック地のパンツなんかをあわせると、いい感じです。



続いては、こちらも以前に紹介したウェアハウスの15周年記念のデニムジャケットを合わせたコーディネイトを。


jacket : Warehouse
vest : Stevenson Overall Co.
shirt : Warehouse

ブルーシャンブレーのシャツに、ブラウンのダックベストを合わせたコーディネイト。濃いめのインディゴに淡いブルーのシャンブレーとブラウンのダックを合わせるのも好きなコーディネイトです。
全体的にワークな印象のコーディネイトです。あわせるパンツワーク色の強いものを選びたくなります。

続いて、同じジャケットでもう1例。



jacket : Warehouse
shirt : Heller's Cafe
T-shirt : Heller's Cafe

杢のブラックシャンブレーシャツの下に、ヘンリーネックのTシャツを重ねた、さらにワーク色の強いコーディネイト。写真ではほとんどわからないですが、このグリーンのヘンリーネックのTシャツがジャカード織りのボーダーが斜めに入った生地を使っていて凝った作りになっています(詳しくはこちら)。
ここまでワークな印象だと、パンツもデニムをあわせて、デニムonデニムのコーディネイトにしたくなります。

最後はちょっとこれまでとは変わって、デニムを使っていても、いわゆるジージャンタイプではないショート丈のジャケットを使った例。



jacket : Lee × Warehouse
shirt : Heller's Cafe
overall : Warehouse

こちらもLee × Warehouseのもので、ウールライニング付きのショート丈デニムジャケットです。いわゆるジージャンより、さらにワーク色が感じられますよね。
ということで、これまでワーク色の強いオーバーオールとあわせてみました。ただし、色はすこしひねって白。それにあわせてモノトーンにするため、シャツは黒地に白のストライプが入った物を選択。このシャツは写真だとわからないですけど、プルオーバータイプになっています。
最近は気分的にオーバーオールをはきたい気分なので、こういうウールライニング付きのジャケットと合わせたスタイルもまだ肌寒い日にはぴったりです。

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2012/04/05

Sanders George Boots

今回はサンダースのジョージブーツを紹介します。
僕が持っているブーツでは数少ないスエードをアッパーに使ったブーツです。


サンダースのブーツはすこし前に、フルブローグブーツの“Cheltenham” を紹介しました。
そこでも書きましたが、サンダースは、1873年創業の歴史ある英国靴メーカーであるサンダース&サンダース社のブランドです。サンダースに関してはそちらを参照いただければと思います。


さて、このジョージブーツですが、元々はイギリス国王ジョージ6世の進言で陸軍将校向けに開発されたブーツなんだそうです。
とても見た目が似ているチャッカーブーツは19世紀末頃にポロ競技で使われていたブーツが起源なので、似ていてもミリタリーブーツが起源のこちらとは違うようです。


実際、はいた印象もチャッカーブーツよりも上品で、ドレッシーな印象を与えてくれるブーツです。

またアメリカブーツと比べると、コバの張り出しも控えめなので、十分ドレスシューズとして履くことができます。
僕も実際、仕事でジャケット&グレーパンツといったスタイルの時に合わせています。

2年以上はいているので、甲を中心にシワがはいって味が出ていますね。


横から見た印象も、一般的なチャッカブーツに比べると、カジュアルさは控えめできっちちした雰囲気をもっています。


アイレットはご覧のように2つ穴なので、僕が持っているレースアップブーツの中ではかなり脱ぎ履きがしやすい 部類に入ります。


ソールは、英国靴ではよく見かけるダイナイトソールが使われています。ダイナイトソールは横からみると、まったく溝が見えないので靴全体が上品な印象になるソールですね。


最後に後ろからの写真も。
全体的にシンプルなデザインのブーツですが、そのシンプルさからどことなくエレガントな印象を与えてくれるところがお気に入りな一足です。

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2012/04/03

Favorite Style 1 ( coverall + vest + shirt )

今回は、お気に入りのコーディネイト例を紹介。
カバーオール+ベスト+シャツのコーディネイトに絞って5つ紹介してみます。

まずは以前に紹介したヘラーズカフェのカバーオールを使ったコーディネイトの例です。



coverall : Heller's Cafe
vest : Warehouse
shirt : Warehouse

サックス色のシャンブレーシャツに、インディゴのストライプのベストとあわせて、ブルーのグラデーションがいまくらいの時期にさわやかな印象です。
カバーオールのサイズが小さめなので、ボリューム的にもすっきりした印象になります。
なので、ボトムスは逆にすこし太めのものを合わせるのが気分です。

次もヘラーズカフェのデニムのカバーオールをあわせたコーディネイト。



coverall : Heller's Cafe
vest : Stevenson Overall Co.
shirt : Heller's Cafe


着用回数も少なく濃いインディゴ色が残るこのカバーオールには、色のコントラストがつくようブラウンのダック地のベストを合わせてみました。シャツはブラックシャンブレーで全体的に重めの印象に。ポケットには差し色的に赤い色のはいった多色使いのバンダナを入れてみました。 

次は、ブルーのピンチェック地のカバーオールを使ったコーディネイト。



coverall : Heller's Cafe
vest : RRL
shirt : Heller's Cafe


黄色いサテン地のシャツと、生成りのウェスタン的なディテールの入ったベストを合わせています。デニム地ではないカバーオールだと下にジーンズを合わせやすいので、このカバーオールは結構重宝します。
こちらもアクセント的にポケットにバンダナを入れてみました。シャツの色にあわせて黄色が入ったバンダナをチョイス。

続いて、白いカバーオール。
茶色いパイピングや刺繍がはいっているのでカバーオールでもスクール風の印象になる一着です。



coverall : Warehouse
vest : Warehouse
shirt : Warehouse

最後にもう一着、デニム地のカバーオールを。
このカバーオールは横糸に杢の糸が使われているの、通常のデニム地より色が濃い印象です。スタンドカラーのデザインも他のカバーオールとは異なる印象になります。



coverall : Heller's Cafe
vest : KATO` AAA
shirt : Heller's Cafe


今回はウォバッシュのドット生地のシャツ、デニムのベストを組み合わせて、すべてネイビーになるようコーディネイトしてみました。
どうでしょう?

こんな風に春先は、シャツ、ベスト、カバーオールの組み合わせが重宝します。
シャツとベストを合わせるとカバーオールも結構シックでクラシックな印象になるので、好みのコーディネイトです。